掲示板

[トップに戻る] [掲示板の使い方] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]


メンテナンス中のため、新規投稿ができません。


[2032] Re:[2031] 野分の館 投稿者:またえもん 投稿日:2016/09/03(Sat) 19:45
タダウチさん。こんばんは。

ついさきほど、金沢旅行から帰ってきました。金沢といえば「北の海」ですね。この小説の舞台になった金沢四高はすでにそこにはありませんが、校舎は「石川四高記念館」として香林坊の一画で今も活躍しています。今回の旅行の目的は、「石川四高記念館」の見学と、洪作の下宿(桜畠楼)を見てから通学路の半分(下宿⇒W坂⇒桜橋)を歩くことでした。

下宿は近くのすし屋「寿司割烹小林」のご主人さんが購入され、「桜畠楼」と名を冠して、井上文学ファンのために開放されているというものです。こうやってゆかりの建物や部屋が残っているのは嬉しいものです。井上修一先生ご夫妻や文学館学芸員の徳山さんの訪問を受けたことをとても自慢にしておられました。また金沢市長も足を運ばれるそうで、玄関先に写真が飾ってありました。この建物を購入されたことが、御主人の大変なステータスになっているようです。私ども夫婦の訪問にも30分以上の時間を割いていただき、お茶まで御馳走になってしまいました。そこから予定通りW坂と桜橋へ行き、橋の上から(井上靖もそうしたであろう)犀川の流れを見下ろしてきました。時間的に夕食時でしたので、感謝を込めて「寿司割烹小林」で夕食をとりたかったのですが、予約の団体客のみを相手に商売されているようで、こちらは予定通りとはいきませんでした。「桜畠楼」の情報は、文学館のHPでご覧いただけます。

翌日は、香林坊の「石川四高記念館」と内灘町文化会館内の図書館に設けられた「井上靖文庫」を見学しました。蔵書の規模では旭川記念館に及ばないものの、鍵のかかる書棚などに大切に保存されていました。「石川四高記念館」にもコーナーが設けられていて、愛用の柔道着が展示されていました。鑑真和上と「天平の甍」に力点が置かれた展示だったと思います。金沢には井上靖の足跡が一杯あるなと感じました。

そうそう。「瓊花」ですが、文学館の庭にも植えられているようです(こちらも文学館のHPでご覧いただけます)。


[2031] 野分の館 投稿者:ただうち 投稿日:2016/08/25(Thu) 23:54
 またえもんさん、返信有り難うございます。瓊花の花は私もこの本で初めて知りました。次に唐招提寺か湯が島に行く機会があったら、是非みてきたいと思っています。

 四国に親戚の墓参りに行ったついでに、大回りして中国自動車道の新見から鳥取県日南町の野分の館を訪ねてきました。もっと険しい丘陵の上にあるのかと想像していましたが、中国山地に囲まれたのどかな山村の中にありました。伯備線と平行する国道の分かれ道ともう1カ所の分岐点にも案内板があり、簡単に行くことができました。野分の館には職員はいませんが、近くの村の人たちが朝晩開け閉めをされているとのことで、きれいに管理され嬉しく思いました。沢山の写真や原稿が展示され、館外には2つの文学碑がたち、少し下った所には疎開した時の曽根の家の跡地が保存されて案内板があり、村や町の人たちからたいへん尊敬されていることが伝わってきました。四国の帰りにはしまなみ自動車道を通り、途中の生口島で井上靖さんとも関係の深かった平山郁夫さんの平山郁夫美術館でシルクロードほか沢山の作品をみて、充実した旅をすることが出来ました。

[2030] Re:[2029] 「父 井上靖と私」 投稿者:またえもん 投稿日:2016/08/07(Sun) 09:10
ただうちさん。おはようございます。今年の夏も暑いですね〜。

そうですね。私も「父井上靖と私」は楽しく読めました。浦城いくよさんご自身が、小学校入学までの幼少時を、実の両親と離れて母方の祖母宅で養育されたというのは驚きでした。まるでお父さまの幼少時そのままですね。でも、さすがに土蔵ではなかったんでしょうね(笑)。

この本の表紙の袖に載っている花をご存知でしょうか。瓊花(ケイカ)というのだそうで、私はこの本によって知りました。何でも、中国揚州の花で、中国から贈られた瓊花が唐招提寺に植わっており、そこでできた苗木(?)が伊豆湯ヶ島にある井上靖夫妻の墓の側に植えてあるようです。とても綺麗な花ですね。花の姿は、「ガクアジサイ」または「イワガラミ」に似ていますね。私は墓前に二回足を運んでいますが、こういった木がそこにあることを知らず、従って、まだ現物を確認できていません。

京都・奈良は新聞社勤務時代から何度も足を運んだことが、随筆などで紹介されていますね。捜せば、他にも井上靖起毛の遺物があるのかも知れませんね。僕も行ってみたいな〜。


[2029] 「父 井上靖と私」 投稿者:ただうち 投稿日:2016/08/06(Sat) 20:00
 またえもんさん。
 先日は「父 井上靖と私」をご紹介いただき、ありがとうございました。購入して読了することができました。あらためていろいろな小説を思い出し、また井上靖さんの人柄やご家族の様子がよくわかり、しみじみとした読後感を味わいました。ふみ夫人、井上卓也さん、黒田佳子さんの書かれた書籍は以前読みましたが、この本では旭川の井上靖記念館や日南町の野分の館のことも詳しく書かれてあり、最近の事情がわかりたいへん参考になりました。お礼申し上げます。
 先週大阪へ行ったついでに奈良を数日回ってきましたが、飛鳥の山田寺跡を訪ねた時、入り口でなにげなくみた「磐余の道」の道標に井上靖書と書かれてあり、おもいがけなく嬉しく思いました。この数年出張のついでを含めて6回ほど奈良を回りましたが、これも井上靖さんの書籍からいろいろ教えられたからといえます。

[2028] Re:[2027] 湖北の十一面観音 投稿者:またえもん 投稿日:2016/07/18(Mon) 08:26
ただうちさん。おはようございます。

そうですか。十一面観音巡りをされたのですね。うらやましいです。私も「星と祭」を読んでいて、いつか行ってみたいと思ったのですが、未だに実現していません。滋賀県は隣県なので「いつでも行けるさ」という気持ちがそうさせているのかと思っています。滋賀→京都→奈良と、時間をかけてゆっくり経巡りたいものです。

そうそう。「モネの池」ですが。あれから、NHKやら民放やらで放送されたので、今頃は大変な混雑ではないかと想像しています。あのときは「そのうち、もう一回来ようか。」と家内と話しながら帰って来たのですが、行楽シーズンと土日は外した方がいいかなと思っています。

マイカーでのお出かけが多いのでしょうか。事故などに遭遇されませんように、お気をつけください。

[2027] 湖北の十一面観音 投稿者:ただうち 投稿日:2016/07/16(Sat) 22:39
「またえもん」さん、「ばりばり蟹座」さん、ありがとうございます。

 「またえもん」さん、旭川の記念館と岐阜県関市の「モネの池」の情報有り難うございます。旭川の記念館は訪問を楽しみにしています。「モネの池」はまだ行ったことがありませんので機会がありましたら、訪ねてみたいと思います。ありがとうございます。
 6月末から半月ほど、福岡から法事のため神奈川まで車で往復して来ました。昨晩帰宅しました。往路の途中滋賀の大津で宿泊し、渡岸寺ほかの湖北の十一面観音を回り、翌週上野の東京芸大美術館で開催中の「観音の里の祈りとくらし展」で「おでかけ」中の観音も多数見ることができ、幸運でした。また、今回は伊豆の湯ケ島にも足を伸ばし、昭和の森近代文学博物館をはじめ、井上靖さんゆかりの地を訪ね自伝小説の世界を堪能してきました。知らないで訪れた明徳寺が、あとから足立家の菩提寺であることも知りました。

[2026] Re:モネの池 投稿者:またえもん 投稿日:2016/06/27(Mon) 20:15
「ばり蟹さん」すっかりご無沙汰です。1月の「あすなろ忌」以来なので、およそ5ヶ月ぶりでしょうか。

そうそう「モネの池」は、池の睡蓮の様子や橋の位置などが印象派の巨匠クロード・モネの作品に似ているとの噂が立ち、そのように呼ばれているようです。私はウィークデイに行ってきたので、大して混雑というほどのことはなかったのですが、土日はスゴイらしいです。友人によりますと、お団子屋さんが出ても不思議じゃないくらいの混雑だそうです(笑)。イメージ湧きます(?)。

[2025] タイプミスの指摘ありがとうございます 投稿者:ばりばり蟹座 投稿日:2016/06/27(Mon) 13:22
>ただうちさん
投稿ありがとうございます。
「中国行軍日記」は興味深い内容のようですね。いずれ入手して読んでみたいと思います。
タイプミスのご指摘、ありがとうございます。自分ではなかなか気づけないので、助かります。
なかなか中央アジアへ行く機会は無いので、貴重な体験ですね。
野分の館は訪問したことがあるのですが、おそらくは昔とそう変わらないであろう景色が
広がっていて、良いところでした。
もう記憶が定かではないのですが最寄り駅に井上靖の写真が何点か飾ってあったような気がします。
車で行かれるとのことですが、こちらも合わせて是非ご覧ください。

>またえもんさん
書き込みありがとうございます。ご無沙汰しており、もうしわけありません。
岐阜は帰省の途中にあるので、機会があればモネの池にも行ってみたいと思います。

[2024] Re:[2023] [2021] 文庫本一覧中のミスタイプ 投稿者:またえもん 投稿日:2016/06/17(Fri) 21:01
「ただうち」さん今晩は。米子の記念館&野分の館に関する情報ありがとうございました。ぜひ行ってみたいと思います。旭川の記念館には、世田谷の井上邸にあった本物の書斎が、昨年だったと思いますが、そのまま移築されていまして、説明員つきで見学できます。行かれる前に、先月発行された浦城幾世氏(井上靖の長女)の「父井上靖と私」に目を通されてから行かれると良いと思います。というのは、書斎にある美術品や調度品などがそのまま旭川の記念館に移築されていますので、それらがどういった意味合いの物なのかを知ってから見学した方が良いと考えた次第です。私は半分ほど読んだところで記念館に行きましたので、失敗したなと思いました。

PS:岐阜県関市に「モネの池」というのがあるのですが、御存知でしょうか。SNSやTVで紹介され、この地方ではすっかり有名な観光スポットになっています。私も岐阜県民のはしくれなので、家内に促されて遅ればせながら行ってきました。写真を添付できないのが残念ですが、なかなか綺麗な池で感動しました。「モネの池」で検索すると美しい写真や動画がいっぱい出てきます。岐阜地方においでの際は、是非寄ってみてください。

[2023] Re:[2021] 文庫本一覧中のミスタイプ 投稿者:ただうち 投稿日:2016/06/13(Mon) 13:49
「またえもん」さんご投稿ありがとうございました。旭川は昨年正月に大雪の中を家族と旭山動物園に行ったのですが、記念館は時間がなく行けず残念なことをしました。今秋札幌に行く予定ですので、こんどは是非訪問したいと思っています。米子の記念館は以前出張の途中で車で行ったのですが、書斎があり中に入らせてもらうことができ、感激したことを覚えています。アジア記念館を創られた方が柔道の関係で井上靖さんと親交があったようです。交通はやや不便ですが(米子空港の近くです)近くには足立美術館など見所がいくつもあり、楽しめると思います。野分の館は伯備線沿いの山中の不便な場所で私もまだ行っていませんが、疎開先を偲ぶことができ、機会があったら私も車で一度行ってみたいと思います。



[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16]
処理 記事No パスワード
- Light Board -
- Deluxe Light Board -