| 作品名 | 二つの挿話 |
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| さくひんめい | ふたつのそうわ |
| 初出誌 | 小説新潮[1] |
| 初出号数 | 1972年9月号[1] |
| 文庫/全集 | 巻 | 文庫本名/副題 |
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| 集英社文庫 | - | 冬の月 |
| 井上靖小説全集 | 32 | 星と祭 |
| 井上靖全集 | 7 | 短篇7・戯曲・童話 |
| 時代 | 昭和40年代? |
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| 舞台 | 長野県(軽井沢)、石川県(金沢)、滋賀県、ロンドン、ニューヨーク、アムステルダム |
| あらすじ | ‘私’は毎年七月の終わりから九月の中頃まで、軽井沢の仕事場で過ごすことにしているが、去年の九月に軽井沢で読んだ新聞記事に外国で起きた二つの心打たれる事件があった。一つはロンドンで起きた赤ちゃんを盗んだ少女の話であり、一つは孫を連れ出して毎日のように飛行機でニューヨーク、アムステルダム間を往復した老婆の話であった。そして私は、自分自身が金沢で関係した赤ちゃん誘拐事件と、滋賀県の田舎に家族を疎開させる候補地を探しに行った時に出会った老婆を思い出す。 |
[1] 井上靖ノート